△
日程第14
議案第100号
平成25年度
宇土市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について
△
日程第15
議案第101号
平成25年度
宇土市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について
△
日程第16
議案第102号
平成25年度
宇土市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について
報告第16号
専決処分の
報告について 専決第15号
損害賠償額の決定について
○議長(
杉本信一君)
日程第3,
市長提出議案第89号から,
日程第16,
議案第102号までの14件を一括して議題といたします。
市長の
提案理由の説明を求めます。
市長,元
松茂樹君。
◎
市長(元
松茂樹君) おはようございます。 本日ここに,
平成25年第4回
市議会定例会を招集しましたところ,議員の皆様におかれましては,
公私ともにご多用の中にご参集をいただき,誠にありがとうございます。 はじめに,先月水町にオープンしました「
クロス21UTO」について申し上げます。この施設は13の店舗が
独立形態で立地している大
規模小売店ですが,21日のオープンから連日多くの
買い物客で賑わっております。
運営会社によりますと,初日から4日間の
来場者数はおおよそ20万人とのことで,
市内外から多くの方が来場され,早速の
経済効果をもたらしております。
クロス21は,国道3号線と57号線の
分岐点にあたり,市外からの交通の便もよいことから市のランドマーク的なエリアとして
宇土市を盛り上げる拠点の1つとなっていくことを期待するところでございます。また,当分の間,
周辺地域では
交通渋滞も予想され,既存の
商業施設等への影響もあるかと思われますが,これを機に
既存商業施設等においても積極的に
商業イベント等を開催していただくなど,
クロス21への
買い物客が
宇土市内を回遊するような
波及効果が期待できる取組みを考えていかなければならないと思っております。 次に,先月24日,日曜日に発表されましたゆる
キャラグランプリ2013の結果についてご紹介いたします。今年は
エントリーキャラクターの総数が1,580体と昨年の865体から倍近く増え,大変な盛り上がりとなりました。本市の
キャラクターうとん行長し
ゃんにつきましては苦戦を強いられましたものの,ご
当地部門において全国で134位,県内では16
キャラクターのうち昨年に引き続き1位という結果になりました。昨年は,この県内1位という結果を踏まえ,
飲料メーカーや
自動車メーカーの
テレビコマーシャル等に多く出演し,
玩具メーカーから発売された
ボードゲームでは,熊本県代表として用いられるなど,本市のPRに大きく貢献してくれました。今年もこの県内1位としての効果が期待されるところでございます。行長しゃんは,
市内外の
各種イベントに参加した際は,
子どもたちに囲まれるなど,今では地域に愛される
キャラクターとして定着をしております。今後もこれまで同様,
市内外の
イベントに積極的に参加し,本市の
PR活動を担ってもらおうと考えております。 それでは,提出しております
議案のご説明を申し上げます。
条例関係が7件,
予算関係が5件,その他2件の14
議案及び
報告が1件であります。 まず,
議案第89号,
宇土市
情報公開条例の一部を改正する
条例について。これは,何人も公文書の開示を請求できるものとするため所要の改正を行うものであります。
議案第90号,
税外収入金に係る
督促手数料及び
延滞金徴収に関する
条例等の一部を改正する
条例について。これは,
税外収入金に係る
延滞金の額等について
地方税のものとの均衡を保つため,関係する3つの
条例において所要の改正を行うものであります。
議案第91号,
宇土市
消防団員の定員・任免・給与・
服務等に関する
条例の一部を改正する
条例について。これは,
宇土市
消防団に
機能別団員を新たに設けるため,所要の改正を行うものであります。
議案第92号,
宇土市
子ども子育て会議設置条例について。これは,
子ども子育て支援法に基づき
特定教育保育施設の
利用定員を定める際の意見を聞く等のための機関を設けるため,
宇土市
次世代育成支援対策推進協議会設置条例の全部を改正するものであります。
議案第93号,
配偶者からの暴力の防止及び
被害者の保護に関する
法律の一部を改正する
法律の施行に伴う
関係条例の
整備に関する
条例について。これは,
配偶者からの暴力の防止及び
被害者の保護に関する
法律の改正に伴い,関係する2つの
条例で引用している
法律名を改める等所要の改正を行うものであります。
議案第94号,
社会保障の
安定財源の
確保等を図る税制の抜本的な改革を行
うための
消費税法の一部を改正する等の
法律等の施行に伴う
関係条例の
整備に関する
条例について。これは,
平成26年4月1日から
消費税が増税されることに伴い,市の施設における
管理運営費等が増加することから,その一部に相当する額を
受益者に負担していただくものとするため,関係する17の
条例において所要の改正を行うものであります。
議案第95号,
公共下水道事業に
地方公営企業法の規定の全部を適用させることに伴う
関係条例の
整備に関する
条例について。これは,本市の
公共下水道事業に
地方公営企業法の規定の全部を適用させるにあたり,
宇土市
水道事業の設置に関する
条例ほか,2つの
条例において所要の改正を行うものであります。
議案第96号,
辺地総合整備計画について。これは,辺地に係る
公共的施設の
整備計画を定めるため,辺地に係る
公共的施設の
総合整備のための財政上の
特別措置等に関する
法律第3条の規定により議会の議決を求めるものであります。
議案第97号,
指定管理者の指定について。これは,
長浜福祉館の
指定管理者を指定する必要があるので
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決を求めるものであります。
議案第98号,
平成25年度
宇土市
一般会計補正予算(第4号)について。
補正額は1億7,219万2千円を増額するもので,
補正後の総額は139億2,010万6千円であります。
補正予算の主なものについてご説明申し上げます。 歳入につきましては,所要の
特定財源の計上及び
財政調整基金による予算の調整を行っております。 歳出につきましては,
総務費では,
一般管理,
一般経費及び
交通安全対策事業経費の増額を行っております。
民生費では,扶助経費,
障害者福祉サービス事業経費,介護保険特別会計繰出金経費,
保育所運営費負担経費及び
国保会計繰出金経費を増額しております。
衛生費では,
環境衛生費一般経費及び
清掃総務費一般経費の減額を行っております。
農林水産業費では,
果樹園芸振興一般経費の減額及び
高潮対策整備事業経費の増額を行っております。
土木費では,
宇土駅
広場管理経費を増額しております。
消防費では,
常備消防費の減額を行っております。
教育費では,
学校校庭芝生化整備事業経費及び
中央公民館施設管理経費の
増額並びに
網津小学校プール改築事業経費を計上しております。 そのほか,
高潮対策整備事業,
道路維持一般経費,
辺地道路整備事業経費,
主要道路等整備事業経費,
社会資本整備総合交付金事業,
臨時河川等整備事業経費,
学校校庭芝生化整備事業及び
住吉中学校防災対策事業について
繰越明許費の設定を行っております。 また,
長浜福祉館指定管理委託に要する経費について
債務負担行為の設定を行っております。
地方債の
補正については,
網津小学校プール改築事業債の追加,
高潮対策整備事業債の変更を行っております。
議案第99号,
平成25年度
宇土市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について。
補正額は5,648万3千円を増額するもので,
補正後の総額は48億7,499万3千円であります。これは,
事業費確定に伴う
過年度返還金の増額となっております。
議案第100号,
平成25年度
宇土市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)について。
補正額は147万円を増額するもので,
補正後の総額は8,971万4千円であります。これは,
水道システム改修に伴う増額となっております。
議案第101号,
平成25年度
宇土市
公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について。
補正額は150万円を増額するもので,
補正後の総額は8億232万8千円であります。これは
光熱水費の増額となっております。
議案第102号,
平成25年度
宇土市
介護保険特別会計補正予算(第2号)について。
補正額は1億1,516万1千円を増額するもので,
補正後の総額は30億7,560万9千円であります。これは,
介護サービス費等の増額となっております。 続いて,
報告案件を申し上げます。
報告第16号,
専決処分の
報告について。
宇土市長の
専決処分に関する
条例第2条第1号で指定している事項について
専決処分を行いましたので,
地方自治法第180条第2項の規定によりご
報告するものであります。
報告第16号,専決第15号,
損害賠償額の決定について。これは,
市非常勤職員の運転する
公用車が駐車中の
相手方車輌後方部に接触したため,その
損害賠償額を決定したものであります。また,今
定例会には,
人事案件として,
宇土市
固定資産評価審査委員会委員の選任の
議案1件,
人権擁護委員の
候補者の推薦の諮問1件を追加提出する予定でありますので,あらかじめご了承をお願いいたします。 以上が提出しております
議案の概要であります。どうか,十分にご審議のうえ,適切なご決定をいただきますようお願い申し上げます。
○議長(
杉本信一君)
市長の
提案理由の説明は終わりました。
-------○-------
△
日程第17
決算審査特別委員長報告(質疑・討論・採決)
○議長(
杉本信一君)
日程第17,去る9月本
会議において付託し,閉会中の
継続審査となっておりました,
議案第61号から
議案第69号までの
平成24年度
歳入歳出決算の認定9件について,
決算審査特別委員長から
審査の結果と経過について
報告があっておりますので,これを議題といたします。
決算審査特別委員長の
報告を求めます。
決算審査特別委員長,
九谷新吾君。
◆
決算審査特別委員長(
九谷新吾君) おはようございます。
ただ今から9月
定例会において
決算審査特別委員会に付託されました,
平成24年度
宇土市
一般会計歳入歳出決算及び各
特別会計歳入歳出決算の認定に係る
議案第61号から
議案第69号までの
審査の経過並びに結果についてご
報告申し上げます。
審査にあたっては,
地方自治法に定められました主要な施策の成果に関する
説明書の提出や
各種資料の提出を求め,あらかじめ本
委員会から抽出しておきました事項を
監査委員の
意見書等を参考にして,去る9月30日から11月26日までに7回の
委員会を開催して,
執行部からの説明を求め,慎重に
審査を行ってきたところであります。なお,
審査にあたっては,予算が議決の趣旨と目的に沿って適正にかつ効率的に執行されたか,また,それによって見込んだとおり
行政効果をあげることができたか。さらには,今後の
行財政運営においてどのような工夫・改善がなされるべきか等を
着眼点として審議を行ってまいりました。 まず,決算の概要について申し上げます。 はじめに,
一般会計については,
歳入総額は147億2,032万円に対し,
歳出総額は139億1,197万円で,差引8億835万円の黒字となっております。また,翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた
実質収支額は6億7,694万円の黒字となっております。また,
財政指標についてですが,
経常収支比率は90.6%で前年度より1.5ポイント増加し悪化しておりますが,
実質公債比率は14.3%で前年度より0.3ポイント減少し改善しております。起債現在高は165億9,622万円で前年度末より5億1,830万円の減少,各種基金の年度末現在高は37億3,225万円で前年度末より6億255万円の増加となっております。 次に,特別会計について。
歳入総額は91億172万円に対し,
歳出総額は90億699万円で差引9,473万円の黒字となっています。また,
一般会計から特別会計に10億9,806万円が繰り出されており,それぞれの繰出金を差し引くと特別会計は全て赤字という厳しい状況となっております。 以上が決算の概要であります。 次に,歳入確保と予算執行について申し上げます。
歳入総額は前年度に比べ14.6%,25億1,883万円の減少となっており,その主な要因は国庫支出金の減少であり,対前年度比で30.3%,金額で8億4,511万円減少したことがあげられます。自主財源については,前年度に比べ5億5,851万円減少し,自主財源比率は8.8ポイント減少し38.9%になっております。また,不納欠損額は
一般会計と特別会計合わせて9,973万円となっております。予算執行については極めて厳しい財政状況の中で,議決の趣旨に沿って適正な運用が行われており,おおむね初期の目的を達したものと認められます。 次に,
審査の過程において各委員から出されました主な事項について申し上げます。 はじめに,総務部関係について。 非常勤職員の推移に関し,委員から「緊急雇用対策は今年度限りと聞いているが,来年度から緊急雇用者がいなくなれば職員の業務負担は相当増えるのではないか」との質疑があり,
執行部から「緊急雇用対策の雇用者には,期間のことは理解していただいている。従来認めていなかった部分に10割補助があるからという前提で手厚くしており,雇用期間が終了すれば従来の業務体制に戻る。また,残業等については,事務の効率化等を内部で検討する」との答弁がありました。また,別の委員から「事務量は以前より何倍も増えており,逆に職員数は減ってきている中で住民サービスが低下しないように雇用できるならばアルバイトでも雇用するよう検討すべきではないか」との意見がありました。 次に,企画部関係について。 地方バス路線維持費補助金の費用対効果と乗車率の推移に関して,委員から「地方バスに数千万の補助金を交付しているが,その分行長しゃん号を運行させることはできないか」との質疑があり,
執行部から「今の行長しゃん号を運行させれば経費的に安くなるものではなく,同じ産交バスが運行しているので,逆に高くなる場合がある。路線バスであれば延長が長くなるのでコスト的にも圧縮されている」との答弁がありました。また,別の委員から「バス利用者が少ない中で大型バスを走らせるのは経費的にも無駄であり,企業側の努力も必要ではないか」との質疑に対し,
執行部から「各路線の配車やシフトの関係もあり,小型車で済むところは小型車を運行させたりし,企業努力もなされている」との答弁がありました。 次に,緊急雇用創出基金事業(網田地域活性化事業)に関して,委員から「網田駅を核とした網田レトロ館がオープンしたが,網田駅は九州で2番目に古い木造駅舎と聞く。位置的にも57号線から見えており,サイン計画等を用い,何らかのキャッチフレーズを考える等もっとPRをし,集客増を図るべきではないか」との質疑に対し,執行からは「広報紙や市のホームページでPRしているが,サイン計画等も含め,引き続き施設のPRを図りたい」との答弁がありました。 次に,市民環境部関係について。 資源ごみの品目別収集量と委託料に関して,委員から「現在,廃プラ収集を週2回実施されているが,これを週1回に減らすことはできないのか。また,減らすことによりある程度の費用も抑えられるのではないか」と質疑に対し,
執行部から「昨年,収集のアンケートを実施したら,結果は2回と1回の半々だった。収集を1回に減らすことにより100万円弱は抑えられる」との答弁がありました。また,別の委員から「嘱託会に説明に行って,2回を1回に減らすことにより,財政負担が軽減できるということや,新聞紙等市の財源確保に大きくつながっているものは回収時に出していただくことを協力願うべきだ」との指摘がありました。 次に,健康福祉部関係。 シルバー人材センターや社会福祉協議会等の団体に対する運営費補助に関して,委員から「年々金額が膨れ上がっている。シルバーや社協からの予算要求について補助金を支出する所管課として決算等の精査を行っているのか。また,監査機能は働いているのか」との質疑に対し,
執行部からは「市の
監査委員からの社会福祉協議会について,所管課として精査を行うようにとの指導があっておりますので,本年度以降事業について指導していきたい」との答弁がありました。また,委員から「シルバー人材センターにおいては,市職員OBが再雇用されているが,局長ポストについては経営センスに優れた営業のエキスパートの人物を雇用しては」との意見がありました。 次に,夜間保育に関して,委員から「夜間保育の状況について,利用者数はどのようになっているのか」との質疑があり,
執行部からは「午後7時以降の1日平均の利用者数は23年度の4人から24年度は9人と増加し,利用者にとっては大変便利で子育て支援になっている」との答弁がありました。これに対し,委員からは「定数40名に対し,まだ市が当初想定していた利用者数と大きな開きがある。公金が入っており,なおかつ法人格を取得したことで税負担の軽減,減免措置など恩恵を受けている現状を考えていただきたい」との指摘がありました。 次に,認可外保育の利用状況に関して,委員から「市内の保育園には満員で入れない状況であるため,保護者が認可外保育園に仕事や病気などの理由で預けると考える。このような人が相当おられると思うが,予算額105万円に対し,わずか13万円の決算額である。よい制度であるので多くの人に周知徹底していただき,子育て支援に役立てていただきたい」との指摘がありました。 次に,経済部関係。 公共サイン
整備事業について,委員から「轟水源の広場の駐車場にある看板が古くなり全然見えない」との指摘がありました。
執行部から「今年度中に修繕を行うことにしている」との答弁がありました。また,別の委員からは「御輿来海岸の干潟景勝の地は,
宇土市の観光の顔であることから案内看板を立てるように要望してきた。特に自動車で来る人は道に迷ってしまう。目的地へ行くのに迷ってしまうような観光地では話にならない」との指摘があり,
執行部からは「御輿来海岸については,今年度中に案内看板を新設する。自動車で来てもわかりやすいサイン計画になっている」との答弁がありました。 次に,緊急雇用創出基金を活用したタイワンリス防除事業について。 委員から「緊急雇用創出基金事業は今年度で終わるが,何らかの形で事業の継続はできないのか」との質疑があり,
執行部からは「タイワンリスは外来種で生態系に影響を及ぼすことから,行政としてないがしろにはできいない案件である。基金事業は終わってもタイワンリス防除専門員の雇用は継続する」との答弁がありました。これに対して,委員から「捕獲の手を緩めて個体数が増えれば何倍もの労力が必要になる。予算は減額することなく有害鳥獣の捕獲に取り組んでもらいたい」との要望がありました。 次に,花いっぱい運動について,委員から「ボランティアで沿道の花の管理をされている人がいるが,この人たちを市が表彰したり,コーディネーターとして認定したりして,人材を増やしていくことが必要ではないか。こういった人が増えてくれば花いっぱい運動について行政は何もしなくても
宇土市は花いっぱいになると思う」との意見が出されました。 次に,建設部関係。 地域
整備事業(
宇土駅東口新幹線高架橋下駐車場)について,委員から「総事業費3,263万5千円の財源内訳はどのようになっているのか」との質疑があり,
執行部から「国庫補助金が1,724万8千円で,補助率は52.8%,
地方債が1,310万円である」との答弁がありました。これに対し,委員から「事業のねらいというのは十分理解できるが,30台分の駐車場を
整備して現在の契約台数が12台ということでは費用対効果があまりないのではないか」との指摘があり,
執行部から「問い合わせはあっているので,今後,照明や監視カメラ等を
整備し,利用しやすい環境を整えることで利用率も伸びると考えている」との答弁がありました。また,これに関連して別の委員から「
宇土駅の時間極駐車場については,せっかく1日1千円という上限を設けたのに,周知が不十分であるので,もっとPRを行い,利用促進を図るべきである」との意見が出されました。次に,委員から下水道使用料の不納欠損に対する今後の対策について質疑があり,
執行部から「滞納対策としては,
平成23年度から滞納者の財産調査を精力的に行っている。預金,生命保険等が見つかった場合は,差し押さえを執行して使用料の納付につなげている」との答弁がありました。 次に,農業
委員会関係。 耕作放棄地解消事業については,委員から「耕作放棄地は年々増えているのか」との質疑があり,
執行部から
平成25年度の市全体の耕作放棄地は48万6,444㎡で,これは
平成23年度とあまり変わっていない。
平成24年度に耕作放棄地の解消をした面積が8万5,588㎡であることから,この事業を行うことで横ばいの状況に抑えているのが現状であるとの答弁がありました。 次に,教育
委員会関係。 緊急雇用創出での特別支援学級事業に関して,委員から「学習障害や多動性障害,自閉症等の特別な支援を要する児童生徒が増加傾向にあることを考えると,来年度緊急雇用創出事業による補助金の有無に係わらず,本事業は単独でも予算措置をする必要がある」との意見がありました。鶴城中学校第2グラウンド
整備事業に関して,委員から「学校体育でやらないフットサルがなぜ
整備されるのか」との質疑があり,
執行部から「フットサルは学校体育の種目にはないが,まず第一に,生徒たちにサッカーの練習に使用してもらうことを目的としている。また,あわせて夜間などは市民への開放も考えている」との答弁がありました。また,別の委員から「グラウンド用地について,買収と賃借が混在している。賃借料については今後支払い続けることになるが,市は将来的に用地の取得をどのようにしていくのか」との質疑があり,
執行部から「今後検討していきたい」との答弁がありました。 次に,馬門石調査活用事業に関して,「古代船『海王』等木造船を陸揚げしての保管方法は,通常では考えられないやり方である。展示だけでなく,漕行体験等,実際に海上で使用するのであればマリーナに船を係留させる保管方法に変更しないと年々修繕費が嵩むばかりである」との指摘がありました。それに対し,
執行部から「マリーナで係留する場合,費用負担が発生する」との答弁があり,委員からは「マリーナは市の財産であり,費用負担が発生しないように交渉すべきである」との意見がありました。また,別の委員からは「本事業は馬門石調査活用事業であるが,事業費の大部分を海王の修繕費に費やしているが,事業の本来の目的である馬門石石切り場跡の保存,馬門石の文化財としての市民の認識及び馬門石保存活用に対する市民の理解が事業の本来の目的であるので,予算を偏って使うのではなく,馬門石を活用したPRをしていただきたい」との意見がありました。 以上が
審査の過程において,各委員から出された事項等でありました。 最後に,本市の財政状況は,財政力指数と
経常収支比率は前年に比べ増加,実質公債費比率は減少している状況にあります。財政力指数は低く,
経常収支比率は上昇しており,依然として財源に余裕のない硬直化した厳しい財政構造となっておりますので,徹底した行財政改革に取組み,財政運営の健全化に努めていただきたいと思います。また,本決算
審査の結果についても,次年度以降の予算編成,
行財政運営に十分反映されるよう要望いたします。 以上のとおり,本
委員会は慎重に審議を重ねた結果,付託されました
議案第61号から
議案第69号までの9件については,全て全会一致で原案のとおり認定することを決定いたしました。議員各位におかれましては,本
委員会の決定のとおりご賛同賜りますようお願い申し上げまして,
決算審査特別委員会の
報告を終わります。
○議長(
杉本信一君)
決算審査特別委員長の
報告は終わりました。 これより,
決算審査特別委員長の
報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
杉本信一君) どなたもないようでございますので,質疑を終結いたします。 これより,討論を行います。 討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) 17番,福田慧一君。
◆17番(福田慧一君) 決算委員長の
報告の中で,4つの
議案に反対をいたします。
議案第61号,
平成24年度
宇土市
一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。委員長の
報告のとおり,
経常収支比率は90.6%で,前年より1.5ポイント増加し悪くなっておりますが,
実質公債比率は14.3%で,前年より0.3ポイント減少し改善しております。起債残高は前年よりも5億1,830万円減少しておりますが,財政が厳しい状況は変わっておりません。厳しい財政の中で国保特別会計に1億6,780万円の基準外繰り入れを行い,加入者負担の軽減を図る等努力されていることに対し評価するものであります。しかし,財政難を理由にし,市民サービスの切り下げは続いており,職員の削減,賃金削減も行われております。人件費の削減は,地域経済にも影響を与えていると思います。職員の削減はやめて,業務量に応じた適性な配置が必要であります。財政が厳しいのは国としての責任であり,これを市民や職員に押し付けることは許されない。市民の負担軽減やサービスをより充実に努める,この立場から反対をいたします。 次に,
議案第62号,
平成24年度
宇土市国民健康保険
特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。先ほど述べましたように,
一般会計より1億6,780万円の基準外繰り入れを受け,加入者の負担軽減を図る等に対しては,市民から大変歓迎され,評価されるものであります。しかし,加入者は年金生活者や派遣等で働く低賃金の労働者の加入が増え,年間所得が200万円以下が全世帯の8割を占め,大変厳しい状況にあります。そうした中で,職員の努力や加入者の協力で他の自治体に比べて収納率は高くなっておりますが,それでも現年の滞納は855世帯で5,750万円もあり,不納欠損額も518世帯,3,840万円にもなっております。これは明らかに保険税が所得に対して高く,負担能力を越えているところに問題があります。国保財政の健全化には,国の財政支援を大幅に増やすことが必要であります。国に対して,財政支援を強く求める同時に,健診等に力を入れ,市民の健康を守る取組みをより強める必要があるとの立場から反対をいたします。 次に,
議案第67号,
平成24年度
宇土市介護保険
特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。3年ごとに保険料や制度の見直しが行われておりますが,制度が充実するどころか,逆に認定は厳しくなり,介護サービスの時間短縮等サービスの切り下げが進んでおります。保険料も値上げされ,負担限度を越えていると。そのため,保険料の滞納も増えております。保険料だけ負担をし,サービスが受けられない状況も生まれております。国は
社会保障予算を増やし,施設でも,自宅でも安心して介護は受けられるようにすべきとの立場から反対をいたします。 次に,
議案第69号,
平成24年度
宇土市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。75歳になれば強制的にこの制度に加入させられ,高い保険料を1人1人が負担し,保険料でも医療でも差別を受ける等,多くの欠陥を持っております。一部の手直しで済む問題ではありません。この制度を廃止をし,元の保険制度に戻して国の財政支援を増やし,高齢者が安心して医療が受けられると,そのようにすべきという立場から反対をし,討論を終わります。
○議長(
杉本信一君) ほかに討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
杉本信一君) どなたもないようでありますので,討論を終結いたします。 これより,採決をいたします。 お諮りいたします。
議案第61号,
平成24年度
宇土市
一般会計歳入歳出決算の認定については,委員長の
報告は原案のとおり認定であります。 委員長の
報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成議員起立)
○議長(
杉本信一君) 賛成多数です。 よって,
議案第61号については,原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に,お諮りいたします。
議案第62号,
平成24年度
宇土市国民健康保険
特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の
報告は原案のとおり認定であります。 委員長の
報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成議員起立)
○議長(
杉本信一君) 賛成多数です。 よって,
議案第62号については,原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に,お諮りいたします。
議案第63号,
平成24年度
宇土市簡易
水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてから
議案第66号,
平成24年度
宇土市
公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてまでの4件について,一括して採決をいたしたいと思います。ただいまの委員長の
報告は原案のとおり認定であります。 委員長の
報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
杉本信一君) ご異議なしと認めます。 よって,
議案第63号から
議案第66号までの4件については,原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に,お諮りいたします。
議案第67号,
平成24年度
宇土市介護保険
特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の
報告は,原案のとおり認定であります。 委員長の
報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成議員起立)
○議長(
杉本信一君) 賛成多数です。 よって,
議案第67号については,原案のとおり認定することに決定いたしました。 次に,お諮りいたします。
議案第68号,
平成24年度
宇土市漁業集落排水施設
整備事業
特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の
報告は原案のとおり認定であります。 委員長の
報告のとおり認定することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
杉本信一君) ご異議なしと認めます。 よって,
議案第68号については,原案のとおり認定することに決定をいたしました。 次に,お諮りいたします。
議案第69号,
平成24年度
宇土市後期高齢者医療
特別会計歳入歳出決算の認定については,委員長の
報告は原案のとおり認定であります。 委員長の
報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。 (賛成議員起立)
○議長(
杉本信一君) 賛成議員多数です。 よって,
議案第69号については,原案のとおり認定することに決定いたしました。 以上で,本日の
日程は全部終了いたしました。 明日,10時から
地域高規格道路促進等対策特別委員会になっておりますので,よろしくお願いいたします。 次の本
会議は,9日月曜日に開き,質疑並びに
一般質問を行います。 本日は,これをもって散会をいたします。 ありがとうございました。
-------○------- 午前10時40分散会...